「そうなんですけどねー。
なにやら、すっかり基様の執事みたいになってしまいましたよ。
……でも、つまりは、そういうことなんですよ」
と高倉が意味深に言う。
なにを言いたいのかわかる気がした。
基のことを探るために潜入したはずの高倉が、すっかり基寄りになってしまったことで、両親は基を認めるだろう。
……いや、しかし、認めるとか、認めないとか。
こっち側から専務にそんな、ご無礼な気がしてしまうのだが。
それにしても、ひいおじいさまは、何故、私を専務の許嫁にしたのだろうな、とあやめは思う。
他にも同い年くらいの娘はたくさんいるのに。
そんなことを考えながら、高倉と話していると障子が開いた。
なにやら、すっかり基様の執事みたいになってしまいましたよ。
……でも、つまりは、そういうことなんですよ」
と高倉が意味深に言う。
なにを言いたいのかわかる気がした。
基のことを探るために潜入したはずの高倉が、すっかり基寄りになってしまったことで、両親は基を認めるだろう。
……いや、しかし、認めるとか、認めないとか。
こっち側から専務にそんな、ご無礼な気がしてしまうのだが。
それにしても、ひいおじいさまは、何故、私を専務の許嫁にしたのだろうな、とあやめは思う。
他にも同い年くらいの娘はたくさんいるのに。
そんなことを考えながら、高倉と話していると障子が開いた。



