100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「そうなんですけどねー。
 なにやら、すっかり基様の執事みたいになってしまいましたよ。

 ……でも、つまりは、そういうことなんですよ」
と高倉が意味深に言う。

 なにを言いたいのかわかる気がした。

 基のことを探るために潜入したはずの高倉が、すっかり基寄りになってしまったことで、両親は基を認めるだろう。

 ……いや、しかし、認めるとか、認めないとか。

 こっち側から専務にそんな、ご無礼な気がしてしまうのだが。

 それにしても、ひいおじいさまは、何故、私を専務の許嫁にしたのだろうな、とあやめは思う。

 他にも同い年くらいの娘はたくさんいるのに。

 そんなことを考えながら、高倉と話していると障子が開いた。