100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



 境内を出てよかった。
 リンゴ飴を100個買われるところだった――。

 とあやめは思う。

 そこから近くの、ショッピングモールに入り、ちょっと温かいシャツが欲しいな、と発熱シャツがある場所を眺めていると、基が、

「なんだ。
 それが欲しいのか。

 わかった。
 100枚買え」
と言い出したからだ。

「えっ?
 シャツ、同じの100枚もいりませ――」

「色違いで」

「いや、どう見ても、此処に100色もないですよね……?」

 あなたの目には虹でも見えていますか?

 いや、それでもプラス7色か。

 これでもう、100個の願いを済ませてしまえ、というのがミエミエだった。