100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「じゃ、専務。
 なんて聞こえました?」
と訊くと、基は頭の中で、今のアナウンスを思い返しているようだった。

「……傾奇者(かぶきもの)

 ナッツやスルメの横に、派手な番傘を差した隈取(くまど)りの男が立った。

 だが、すぐに駅に着いたが、傾奇者も乾きものもいなかった。

「なんだったんですかね~?」
「さあ」
と言っているうちに列車は長閑な大道駅を過ぎ、乗り換えの駅に着いた。