100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「ともかく、俺が雨と言ったら、雨だっ」

「お前は祈祷師かっ」

 いや、祈祷師でも、簡単に雨、降らせられないと思うんですよね~と二人の会話を聞きながら、あやめは思っていた。

「だいたい、気象庁。
 梅雨入りと明けがたまに、おかしいのはなんでだ。

 いつぞや、もう明けてましたって言ったことがあったよな?」

「うるせーなー。
 じゃあ、お前がお前の会社で気象予報士やれよっ」

「うちは、民間の気象会社と契約している。
 お前らが信用ならんからな~」

「……違いますよ~。
 ピンポイントで出してもらうためですよね~」
とあやめは口を挟んでみたが、

「どうせ接待ゴルフのための予報だろっ」

「会社の商品イベントのためだっ!」
と二人は揉め続ける。

 めんどくさくなってきたあやめは、
「あの~、そろそろ昼休み終わるんで、私、仕事に戻りますね~」
と見捨てて戻ろうとして、

「待てっ」
と二人に止められた。