100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「相変わらず、阿呆だな、あやめ」
と基と揉めながらも、ちゃんとこちらを罵ったあとで、朔馬は言う。

「お前、あやめが許嫁だとは知らなかったのに、あやめと付き合ってたなんて。
 それは浮気だろう」

 えーと。
 朔ちゃん、その場合、浮気されたのは、誰?

 ……私?

「あやめ、そんな男は何度でも浮気するんだっ」

「……あやめと?」
と基は呟いたあとで、

「話がややこしくなるから、帰れ、大神」
と出入り口を指差す。

 仲悪いのか、この二人は……。

 そういえば、この間、めんどくさい男の秘書になったなとか言ったっけな。