100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「ああ、高くて優雅な感じの宿は、そういうプランが多いですからね」

 基は部屋付き露天風呂に入ると、海が一望できるとかいう宿の写真を眺めながら、勇気を出して言ってみた。

「せっかく計画を練ったんだから、実際に行ってみないか?」

 えっ? と言うあやめに、
「言っただろ。
 お前の願いをなんでも叶えてやると」
と言ってみたのだが。

 あやめは、時刻表トリックか、と言われたスケジュール表を見、

「でも――
 殺人事件が起きませんかね?」
と呟く。

「……お前が起こさなきゃいいんじゃないか?」