「専務はよせ。
人数合わせだと言ったろう」
意外に義理堅いな。
だが、まあ、確かに、あんなデカイ会社の専務だとバレたら、ますます、女子に狙われそうだな、と思い、専務と呼ぶのもやめ、立ち上がりかけたのだが。
「待ってください、せ、……神室さん」
「基でいい」
「呼べません。
恐れ多くて、祟りにあいそうです」
「待て。
その場合、誰が祟るんだ?」
「……専務なんじゃないですかね?」
いや、そうじゃなくて、とあやめは言った。
「私がそっちに行ったら、イケメン狙って移動した女みたいに見えるので嫌です」
「じゃあ、俺に来いと言うのか。
この俺を呼びつけるとは、いい度胸だな、古川」
いや、専務って呼ぶなというわりには、上からですね、と思いながらも、ちょっと紗千香の方に寄って、場所を空けてやるると、基が来たが。
そもそも狭い場所を分け合って座っているので、やたら基の身体が近い。
やばい。
緊張で死にそうだ。
人数合わせだと言ったろう」
意外に義理堅いな。
だが、まあ、確かに、あんなデカイ会社の専務だとバレたら、ますます、女子に狙われそうだな、と思い、専務と呼ぶのもやめ、立ち上がりかけたのだが。
「待ってください、せ、……神室さん」
「基でいい」
「呼べません。
恐れ多くて、祟りにあいそうです」
「待て。
その場合、誰が祟るんだ?」
「……専務なんじゃないですかね?」
いや、そうじゃなくて、とあやめは言った。
「私がそっちに行ったら、イケメン狙って移動した女みたいに見えるので嫌です」
「じゃあ、俺に来いと言うのか。
この俺を呼びつけるとは、いい度胸だな、古川」
いや、専務って呼ぶなというわりには、上からですね、と思いながらも、ちょっと紗千香の方に寄って、場所を空けてやるると、基が来たが。
そもそも狭い場所を分け合って座っているので、やたら基の身体が近い。
やばい。
緊張で死にそうだ。



