「浜波さん、ありがとうございますっ。
迷いが晴れましたっ。
実は、四日くらい前から、もうないみたいだから、捨てようかと迷ってて。
それで、昨日の夜も――」
と説明している間に、そうなのー、と言いながら、浜波はもう行ってしまっていた。
本当にマイペースな人だ……とは思ったが、浜波のおかげで迷いが晴れたのも確かだ。
やれやれと仕事を始めようとしたとき、今度は真横に、無言で内藤が立っているのに気がついた。
いや、どうした。
みんな、仕事しろ――。
と二人に言ったら、
いや、お前がな、と言われそうなことを思う。
迷いが晴れましたっ。
実は、四日くらい前から、もうないみたいだから、捨てようかと迷ってて。
それで、昨日の夜も――」
と説明している間に、そうなのー、と言いながら、浜波はもう行ってしまっていた。
本当にマイペースな人だ……とは思ったが、浜波のおかげで迷いが晴れたのも確かだ。
やれやれと仕事を始めようとしたとき、今度は真横に、無言で内藤が立っているのに気がついた。
いや、どうした。
みんな、仕事しろ――。
と二人に言ったら、
いや、お前がな、と言われそうなことを思う。



