「お前、俺が降りたところで降りなかったろ。
あっちの駅の方が近いのに」
「……そうなんですか」
とぼんやり相槌を打つ。
しばらくすると、ミントがたっぷり入った清涼感あふれるモヒートがやってきた。
喉が渇いていたので、半分くらい一気に呑んだあとで、ようやく訊いた。
「専務、なんでいるんですか」
「友だちに呼ばれたからだ」
「専務ってコンパに呼ぶことできるんですか」
「なに、お座敷がかかったみたいに言ってるんだ。
俺だって、友だちに呼ばれたら来る」
とすごく普通の人間が言うようなことを言ってきたのだが、社内での偉そうな基の姿しか思い浮かばないので、ピンと来ず、ああ、そうですか、とまた流してしまった。
「食べなよ、あやめ。
美味しいよ、このチキン」
「ああ、ありがとう」
と紗千香と会話し、基と二人、チキンをもらって、つついたあとで、また、あやめは基を見て言う。
あっちの駅の方が近いのに」
「……そうなんですか」
とぼんやり相槌を打つ。
しばらくすると、ミントがたっぷり入った清涼感あふれるモヒートがやってきた。
喉が渇いていたので、半分くらい一気に呑んだあとで、ようやく訊いた。
「専務、なんでいるんですか」
「友だちに呼ばれたからだ」
「専務ってコンパに呼ぶことできるんですか」
「なに、お座敷がかかったみたいに言ってるんだ。
俺だって、友だちに呼ばれたら来る」
とすごく普通の人間が言うようなことを言ってきたのだが、社内での偉そうな基の姿しか思い浮かばないので、ピンと来ず、ああ、そうですか、とまた流してしまった。
「食べなよ、あやめ。
美味しいよ、このチキン」
「ああ、ありがとう」
と紗千香と会話し、基と二人、チキンをもらって、つついたあとで、また、あやめは基を見て言う。



