100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 えっ、と思っていると、
「あなたとお嬢様は、ひいおじいさま方が勝手に決められた許嫁同士。
 お嬢様のご両親もあなたのことはよくご存知ありません。

 どのような方なのか、見極めてこいと命じられて、私は今、此処にいるんです」
と高倉は打ち明けてくる。

「……そうだったのか」

「でも、私は、今は基様の恋を応援しております。
 ちゃんと、あやめ様と向き合ってみてください

 答えはそれから出しても遅くないはずです」

「ありがとう。
 高倉」
と言ったあとで、基は感謝を込めて、高倉を見つめる。

 高倉はそのまま黙っていた。

 基もそのまま黙っていた。