100-3は? ~なにもかも秘密な関係~





 家に帰るのが怖いんですが……。

 おうちにオオカミさんがいます。

 違う。
 おうちに、半端なオオカミさんがいます。

 そんなことを思いながら、そうっと玄関から入って、周囲を見回していると、いきなり真横から、
「基様はまだおかえりではありませんよ」
と声がした。

 ひっ、とあやめは息を呑む。

 まったく気配をさせずに、真横に高倉が立っていたからだ。

 だから、あなたは何者なんですか、と思いながら、あやめは言った。

「いや~、私の方が専務より先に出たのはわかってたんですが。
 ……なにかあの人、ワープとかしてそうで」

「それではランプの精ではなくて、宇宙人ですねー」
と高倉は言うが。