100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



 翌朝、あやめは朝食の席で、高倉に言った。

「高倉さん、あれ、すごくいいですっ、ドリンクバー。

 夜中、喉乾いたときとか。
 お茶の冷たいのもありますしねー」

「そうですか。
 よかったです。

 設置したかいがありました」
と微笑んだあとで、高倉は、基に、

「基様も夜中に喉が乾いたら、飲みに行かれたらいいですよー」
と言っている。

 なんでだ……。

 私の部屋の脱衣場にあるのにか。

「あのー、じゃあ、専務の部屋に置いたらいいんじゃないですか?」

 なにせ、この家の主人だし、と思って言うと、
「いやいや、男の部屋に置いても面白くないでしょう。
 ねえ?」
と基を振り返り、言っている。

 基は、なにが、ねえ? だ、という顔をしていた。