100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



「あやめ様」
と部屋の前に立って、高倉は笑う。

 そういえば、この人、なんでついて来たのかな?
とあやめは此処まで来て、やっと、その不自然さに気がついた。

 今更、部屋の位置を迷ったりはしないし。

 お風呂の準備も人にしてもらうほどのものではない。

 そんなことを考えていたあやめに、高倉が言う。

「ふふ、中に入ってお楽しみください」

 なにをっ!? と身構えるあやめを置いて、高倉は去って行ってしまった。

 自分の部屋だというのに、あやめは緊張して、扉を開ける。

 ホテルのように綺麗に清掃してあるが、特になにも変わったところはない。

 でも、高倉さんのことだ。

 きっと、なにかあるに違いないっ。

 あやめは、そっと風呂場につづく脱衣場のドアを開けてみた。