100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「ほんっとにお気楽な人生だな、お前はっ。
 呑みたいだけ呑んで、寝たいだけ寝て、言いたいだけ言って、返事はなしかっ」

 そう文句を言っている途中で、うっかり、

 いっそ、うらやましいな、と思ってしまったが……。

「専務~」

「起きたのか、なんだ?」

 どうやら、自分の怒鳴り声で起きたようだ、と思っていると、あやめは、

「なんかすごく気持ちいいです。
 ふわふわして。

 ありがとうございます。
 子どもの頃、うたた寝してたら、親に抱っこされて、運ばれたとき以来です、こんなの」
といきなり、感謝の意を示してくる。

「……男の前で簡単に寝るなよ。
 襲うぞ」

 ちょっとやさしい口調で言ってみたのだが、あやめは、

「ありがとうございます。
 結構です」
と言ってきた。