100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「うとうとしてて、ハッと目を覚ますと、誰か食われてるんです。
 ひー、と思って、気を失うように、意識を失うんですが。

 しばらくすると、また、ハッと目が覚めて。

 画面を見ると、また、人が食われてるんです」

「それ、そういうシーンは音が重低音だから、目が覚めるんだろ」

 今、まさにそういうシーンだったので、クリアなサウンドによる振動を腹に感じながら、
「そうかもですねー」
とあやめは言った。

「で、誰と行ったんだ?」
とまた流れるように訊かれたので、流れるように答える。

「友だちですよ」

 沈黙が訪れた。