「うとうとしてて、ハッと目を覚ますと、誰か食われてるんです。
ひー、と思って、気を失うように、意識を失うんですが。
しばらくすると、また、ハッと目が覚めて。
画面を見ると、また、人が食われてるんです」
「それ、そういうシーンは音が重低音だから、目が覚めるんだろ」
今、まさにそういうシーンだったので、クリアなサウンドによる振動を腹に感じながら、
「そうかもですねー」
とあやめは言った。
「で、誰と行ったんだ?」
とまた流れるように訊かれたので、流れるように答える。
「友だちですよ」
沈黙が訪れた。
ひー、と思って、気を失うように、意識を失うんですが。
しばらくすると、また、ハッと目が覚めて。
画面を見ると、また、人が食われてるんです」
「それ、そういうシーンは音が重低音だから、目が覚めるんだろ」
今、まさにそういうシーンだったので、クリアなサウンドによる振動を腹に感じながら、
「そうかもですねー」
とあやめは言った。
「で、誰と行ったんだ?」
とまた流れるように訊かれたので、流れるように答える。
「友だちですよ」
沈黙が訪れた。



