「沙和。」
またそう言ってほしい。
「沙和。」
また笑ってほしい。
「沙和。」
また会いたい。
「行くぞ。」
聞き覚えのある声。
視線を上げる。
「ほら。」
目が合った。
「行くぞ。」
そう言ってその人は私に手を差し出していた。
「なんで?」
「なんでって、おばさんに聞いたから。」
10年前と変わらない口調で言う。
本当に変わらない。
なんで?
なんでここにいるの?
なんでコイツはいつも私を助けようとするんだろう。
なんでこんな一人ぼっちの夜に、現れるんだろう。
私と平良は、避難所の体育館で再開した。
またそう言ってほしい。
「沙和。」
また笑ってほしい。
「沙和。」
また会いたい。
「行くぞ。」
聞き覚えのある声。
視線を上げる。
「ほら。」
目が合った。
「行くぞ。」
そう言ってその人は私に手を差し出していた。
「なんで?」
「なんでって、おばさんに聞いたから。」
10年前と変わらない口調で言う。
本当に変わらない。
なんで?
なんでここにいるの?
なんでコイツはいつも私を助けようとするんだろう。
なんでこんな一人ぼっちの夜に、現れるんだろう。
私と平良は、避難所の体育館で再開した。



