愛は惜しみなく与う③


そのまま朔は部屋へ帰ってしまうところだったんですが、ニコニコ笑顔の志木さんに、ガッツリ腕を掴まれていました


「離せよ!」

「まぁまぁ怒らないでください。大事な話があるんです」

「俺には関係ねーだろ!」

「あるんですよ、大いに。杏様のこと嫌いならいいですが」


そう言ってパッと志木さんは手を離した。
朔はその場でフリーズして5秒後くらいに、舌打ちをしてリビングのソファに座る


「朔、素直にならないと」

「るせぇ!お前のお気楽な好きとは違うんだよ!」

声をかけた響に八つ当たりをするもんだから、響も怒って2人して喧嘩。

まぁ見慣れた光景ですけどね


私は志木さんの話が気になるので、2人には大人しくして欲しいものです。杏がお風呂から上がってきてしまう


「なぁ、俺話聞きたいんだ。お前ら静かにしねーなら追い出すぞ」


こわーい泉の声で、2人はピタリと動きを止めて、むすっとしながらも騒ぐのをやめた

さすが泉



「泉、ありがとうございます。大事な話なのでよく聞いてください」


志木さんは、泉と呼び捨て。なんだか2人は私的に、何か似てる気がしますね