その真っ直ぐな瞳
杏様を純粋に心配してくれているのは、よく分かった。

そんな人だから、鈴の話もできた


もしかしたら私は


1人で背負うことが怖くなってきているのかもしれませんね。
守り切れるか分からなくて。



2年後、鈴が本来なら卒業している2年後。
杏様は、鈴として東堂のトップに立つんです。


その瞬間に


東堂 杏 と言う存在は消えてしまいます。



「嫌な予感がするんだ」


でもこれ以上私は、話すことができない


「あなたは変わらないで下さい。たとえ、杏様がどんな決断をしても、どんな行動をとっても。信じてあげてください」



杏様と烈火の様子をみて、少ししたら私は、東堂に戻り、サトルの前に、鈴を探す



それが私の役目



「……志木さんも、無茶しないように。杏はあなたに何かあれば、とても傷つくから。そこは約束してくださいね」


ふん

たかが19のガキと思ってましたが。
ここに来て、私の心は軽くなりました。


その後は2人とも無言になりましたが、私は嫌な気にはならずに運転できました。


これからまだまだ忙しくなりますね…



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