「ところで、貴方達は杏様の家に住んでるんですよね?」

「あ、あぁ。俺と朔と響は…毎日いるかな」


泉はさっきの無理心中未遂で疲労感MAXなのか、疲れた様子で答える

朔なんて未だに泉にしがみついたまま


仲良しかよ


「やはり、女性の家に男が5人もいるなんて、危なくて仕方ありませんね」

「危ないって何が?黒蛇とか、スコーピオンがうろうろしてる可能性あるし、みんな一緒に居てくれてるねん。1人の方が危ないやろ…」


正直家がバレてるとなると、誰かいてくれる方が安心や。

前まではそう思わへんかったけど、今は、みんなを頼りにしてるし、安心してる



「杏様?いいですか?男は誰しも狼なのです」

「お、俺たちはそんなつもりじゃ!」


朔が言葉に詰まりながら何かを言うが、意味がわからない。狼?


「狼と言いますか、猿に近いのです」

「猿?まぁ確かに…朔は猿っぽいけど」

「おい、てめぇ!!!」

「泉はあれやな。ライオン!」



「嫌、誰がどの動物っぽいかな?連想ゲーム!じゃないんですけど」


志木が珍しくノリツッコミした。レアや…