日常でも、やりたくない事があると、杏は寝たフリしている。

そしていいタイミングで起きて、笑ってる

ま、2日?寝てて、あんな事が起こった後だ。
それに、いるはずない自分の執事の声と同時に、泉の声が聞こえたら、戸惑うだろうな

頭の中で、え?ってなってたであろう杏を想像する


「本当にあの人、杏のためなら、人殺せそうだな」


そしてもう一つ思ってた事を、泉に言った。
だって、あれは…本気だったから

狂気じみた愛だ

メンヘラというか、あれは、ヤンデレの領域だ。


あのサトルって男くらい、恨まれてもいいって言ってたな。
そうすれば、ずっと杏の頭の中に居れるからと…


やべぇよ、やっぱ


「ヤンデレって初めて見た」


残りのコーヒーを飲み干して、あの時のことを思い返す。他に何か言ってたかなって

すると、泉は首を傾げた


「ヤンデレ?ってなんだ?」


はぁぁあ
そうか。泉ってそういうの知らないもんな。
萌えるとか言っても、通じなかったし。

ツンデレって単語は俺が教えた気がする

次はヤンデレかよ…