「遅いぞ愛美」
スタッフたちに指示を出していた大翔が、腕を組んでひとにらみする。
「しかたないでしょ大翔。
夜中の受入れ多かったんだから。
少しくらい仮眠とらないとバテるよ私も。」
いつ見ても白衣姿はもちろんだか、ブルーのユニフォームに身を包んだ仕事中の大翔は誰よりもカッコいい。
救命に配属されて私の指導医についた大翔を初めは "佐久間先生"と呼んでいた。
けれど私の名字は晒名だ。
大翔もまわりの手前"晒名"と呼んでいたが
「あーっ!!
長ったらしくて言ってられん!
めんどくせぇ、愛美!
お前もいつもみたいに大翔でいい。
佐久間先生なんてお前に言われるの気持ち悪くてしかたない」
大翔の突然の発言に、私たちの関係を知らないスタッフルームは騒然となった。
スタッフたちに指示を出していた大翔が、腕を組んでひとにらみする。
「しかたないでしょ大翔。
夜中の受入れ多かったんだから。
少しくらい仮眠とらないとバテるよ私も。」
いつ見ても白衣姿はもちろんだか、ブルーのユニフォームに身を包んだ仕事中の大翔は誰よりもカッコいい。
救命に配属されて私の指導医についた大翔を初めは "佐久間先生"と呼んでいた。
けれど私の名字は晒名だ。
大翔もまわりの手前"晒名"と呼んでいたが
「あーっ!!
長ったらしくて言ってられん!
めんどくせぇ、愛美!
お前もいつもみたいに大翔でいい。
佐久間先生なんてお前に言われるの気持ち悪くてしかたない」
大翔の突然の発言に、私たちの関係を知らないスタッフルームは騒然となった。


