大翔を追いかけ、側にいたくて、私の目標はいつも彼だった。

同じ高校、大学、就職も同じ病院へ進むつもりだ。

大翔は違うと言うけれど、私には大翔しか目に入ってはいない。

大翔に拒否されて、落ち込んでいた時に大学の友人たちに飲み会に誘われた。

普段なら絶対にそんな飲み会には参加したりはしない。

私にはそんな出会いは必要ないし、大翔以外は興味がなかったから。

だけど…傷つき落ち込んでいた私は友人の誘いに応じていた。

彼女たちは私が参加することをものすごく喜んだ。

「晒名さん来てくれるなら向こうのレベルアップ期待できちゃうよ!

やったー!!」