「はい。承知しました」
秘書が葛西の後ろを歩きながら、答える。
タイトなミニスカートから
細い引き締まった足が覗いている
スケジュール帳らしきものを胸にかかえ
颯爽と歩いている。
かっこいいなー。
バリバリ働く女の人。
って感じ。
美人だし、色気があって おしゃれで
社長を見つめる目は…
社長は いつもこんなきれいな人たちに囲まれてて
噂になるのは モデルさんとか
有名できれいなひとたち
わたしなんかとは
ほんと 別世界の人たち。
さとみが そんなことを考えていたら
秘書が言った。
「この後の予定ですが、14時半から
三機マテリアルの三輪様が来社予定ですが。
変更は必要ないでしょうか」
そこで、初めて秘書がさとみに目を向けた。
「問題ない」
そう言って、さとみの前のソファに、
社長が腰を下ろした。



