あっ。 社長が帰ってきた。 さとみは自分の部屋で、音に気付く。 夜中の12時半。 いつもより早い。 珍しいな。 ちょっと、大きな開閉音や、 物の動く音。 飲んでたのかな。 もうベッドに入っていたさとみは、 ちょっと心臓をドキドキさせたものの 社長のことを思い浮かべながら眠りについた。 … … ふと、誰かの声で目を覚ます。