幸人くんは何も言わなかった。
ただ黙って苦しそうな瞳で私を見つめている。
「そしたら怖くなってきちゃって。私のことを見ている人はみんな、そんなふうに思っているんじゃないかって。自分はここに居てはいけないみたいな、そんな気になったんだ。それで家に帰っちゃった」
「……そっか」
私達はしばらく黙ったまま、それぞれジュースを飲んでいた。
「あのさ」
ふいに幸人くんが言った。
「オレ、葵のことを強い人だって思ってるんだ」
意外な言葉に目を丸くしてしまう。
「え?私が?」
「葵は強いよ。うまく説明できないけど……、外出が怖くなってしまってもこうやって外に出て頑張ってるじゃん」
「それは……」
ただ黙って苦しそうな瞳で私を見つめている。
「そしたら怖くなってきちゃって。私のことを見ている人はみんな、そんなふうに思っているんじゃないかって。自分はここに居てはいけないみたいな、そんな気になったんだ。それで家に帰っちゃった」
「……そっか」
私達はしばらく黙ったまま、それぞれジュースを飲んでいた。
「あのさ」
ふいに幸人くんが言った。
「オレ、葵のことを強い人だって思ってるんだ」
意外な言葉に目を丸くしてしまう。
「え?私が?」
「葵は強いよ。うまく説明できないけど……、外出が怖くなってしまってもこうやって外に出て頑張ってるじゃん」
「それは……」



