メリーゴーランドは空席

「何もしていないのに桜井さんが勘違いしてるんじゃん」
「は?よくそんな嘘が言えるよね!何もしてないとか、あんた、あんたのせいで!」

「嘘を言っているのは桜井さんのほうでしょ?からかったとか、遊びの延長とか」
「実際そうじゃん!」

「上靴、ズタズタに切り刻むことが遊びの延長なの?」
「……!」
「汚い言葉をいっぱい落書きすることが、からかううちに入るの?」
「それは……」

桜井さんは先生に向かって叫ぶ。
「この人の言っていること、全部嘘です!そんなことしてない!!」
「嘘なんか言ってないです」






「その上靴、私まだロッカーに残しています」







私のその言葉に桜井さんは一気に生気をなくした表情になった。