他のクラスメートの誰のことよりも知っている気がした。
幼なじみでもない、小学校も違う、今年はじめて知った人だけれど。
月曜日。
もうすぐ3学期も終わる。
私はいつものように教室の扉を慎重に開けた。
何も飛んでこない。
つまづくようなものはない。
安心して中に入る。
「こ・し・の・さーん」
桜井さんの声がした。
「ちょっとさー、お願いがあるんだけどもちろん聞いてくれるよねー?」
窓側にある自分の席から私に近寄り、優しい声を出す桜井さん。
「な、何?」
「私さー、この前スマホを買ってもらったんだけど、どうしてもあんたの写真が欲しいんだよね」
「……なんで?」
声が震えだす。
「ばらまくために決まってるじゃん」
幼なじみでもない、小学校も違う、今年はじめて知った人だけれど。
月曜日。
もうすぐ3学期も終わる。
私はいつものように教室の扉を慎重に開けた。
何も飛んでこない。
つまづくようなものはない。
安心して中に入る。
「こ・し・の・さーん」
桜井さんの声がした。
「ちょっとさー、お願いがあるんだけどもちろん聞いてくれるよねー?」
窓側にある自分の席から私に近寄り、優しい声を出す桜井さん。
「な、何?」
「私さー、この前スマホを買ってもらったんだけど、どうしてもあんたの写真が欲しいんだよね」
「……なんで?」
声が震えだす。
「ばらまくために決まってるじゃん」



