あんたのことは絶対に許さないから。
桜井さんの言葉が、頭の中でぐるぐる回っている。
午後の授業が終わると私はかけ足で家に帰った。
翌日。
中学校の昇降口。
下駄箱を開けると上靴がなかった。
全身に緊張が走る。
どうすればいいのかわからず、しばらく下駄箱を開けたまま考えてしまった。
「越野さん、どうしたの?」
クラスメートの男子3人が一緒に登校してきたらしく、3人とも私に声をかけてきた。
「なんか、顔青いけど」
「大丈夫?」
「あの、……その」
言おうかどうか迷っていると、
「あんたって男好きだよね」
と背後で声がした。
ポニーテールの女子だった。



