「ちょっと、まだ太陽の光が苦手っていうか」
私はバツが悪くなって、うつむく。
「もうすぐ橘先生がいらっしゃるから」
寺田先生が私に体温計を差し出しながら言う。
「保護者の方が迎えにきてくださるそうよ。絶対に大丈夫って過信しないで、病院に行きなさい」
「え、帰るってことですか?」
私が顔を上げると、
「そういうことになるわね」
と寺田先生がうなずいた。
「幸人くんのリレー、見たかった」
楽しみにしていたのに。
「オレもちゃんと走るから、葵もちゃんと病院行ってよ」
「えー……」
「『えー』じゃないの」
「青春ですなぁー」
ふいに橘先生の声が聞こえて、私と幸人くんはビクッとする。
「何、そのキラキラした会話」
私はバツが悪くなって、うつむく。
「もうすぐ橘先生がいらっしゃるから」
寺田先生が私に体温計を差し出しながら言う。
「保護者の方が迎えにきてくださるそうよ。絶対に大丈夫って過信しないで、病院に行きなさい」
「え、帰るってことですか?」
私が顔を上げると、
「そういうことになるわね」
と寺田先生がうなずいた。
「幸人くんのリレー、見たかった」
楽しみにしていたのに。
「オレもちゃんと走るから、葵もちゃんと病院行ってよ」
「えー……」
「『えー』じゃないの」
「青春ですなぁー」
ふいに橘先生の声が聞こえて、私と幸人くんはビクッとする。
「何、そのキラキラした会話」



