「お前、俺以外の男と連絡取り合ってるのかよ」

「それは私の勝手でしょ?」

確かにそうだけど、俺の気持ちにもなれよ。

「私、もう寝るから」

りりは毛布に入ってしまった。

俺は仕方なく部屋を出ていった。

お風呂に入っているときも勉強してるときも歯磨きしてるときも。

ずっと、もやもやしていた。

俺はりりが好きだから嫉妬だということは分かるけど。

でも、俺は昔よりも独占欲が強くなったみたいだ。

こんな自分、嫌だな。