幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。

玲音の本気、久しぶり。

全身の血が沸いてるみたいに熱い。

それに玲音の顔が近くてドキドキする。

いつもより早く立てなくなってきた。

でも、玲音のためにと頑張って立っていた。

そのうち意識が朦朧として、気絶してしまった。

なんとなくだけど、玲音が私をベッドまで運んでくれた気がする。

甘いバニラの匂い。

この匂いがふわっとしたからそう思った。

気が付くとベッドで横たわっていた。

しかも、玲音のブレザーが掛けてあったので驚いた。

玲音は私の手をとりながら寝ていた。

寝顔が可愛くてつい頭を撫でてしまった。

その瞬間、すごい勢いで玲音がベッドに押し付けてきた。