幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。

夜中、目覚めると私たちは手を繋いで寝ていた。

玲音はとても気持ち良さそうだった。

可愛い。

ずっと一緒にいたい。

最近、そう思う気持ちが強くなってきている。

この人を守りたい。

一生そばにいたい。

「………うーん」

どうやら寝返りを打ったようだ。

「玲音……」

私は玲音の額にそっとキスした。

本当に可愛いなぁ。

「おやすみ」