幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。

こんな緊張する朝はない。

私だけこんなんで悔しい気もするけどな。

「行くぞー」

「あ、うん!」

よし、今だ。

玲音の肩に手を乗せて、背伸びした。

ちゅっ。

下手だけど、それでいい。

顔が見れなくて、学校へ行こうとした。

でも、玲音に阻止されてそのままキス。

玲音は壁に腕をついてるから逃げられない。

「……んっ」

「もうだめ!反則だぞ、それ」

玲音だってそうじゃん!!