りりside

朝起きると玲音の隣で寝ていた。

うわぁっ!!

驚いたあと、すぐに面白くなって笑ってしまった。

同居したての時、こんなことあったな。

あの時は意識してなくて、それからどんどん惹かれていったんだよね。

長い時間が経った訳じゃない。

なのに、すごく懐かしく思えるのはなぜだろう。

「あ、りり」

玲音は笑い出した。

もしかして、玲音も思い出したとか?

「前にあったな」

やっぱり!

「私も懐かしくなったよ」

顔を見合いクスクス笑った。