「お前っ……」

りりの様子がおかしい。

まさか、山崎が魔術をかけたんじゃ………。

「りりに何した!!」

「俺のことを好きになる魔術をかけただけだよ」

何てことを!!

「俺の魔術は解けることはない。だから、こいつの心は俺のものだ」

「そんな魔術、俺が解く!」

解けないわけがない。

俺の呪いもりりが頑張って解いてくれた。

りりを助けられるのは俺しかいない。

次は俺の番だ。