「ごめんなさい。私は玲音が好きだから」

「知ってるから力ずくで奪う」

大雅くんの背後から使い魔が出てきた。

私はその使い魔に操られ、大雅くんの腕の中へ。

「離してっ」

「ごめん……」

謝るなら解放してよ!

大雅くんの背中に黒い羽が生えた。

それを羽ばたかせ魔界へ飛んで行った。

「ちょっ………このままじゃ魔界に………」

「力ずくってそういうこと。お前を魔界へ連れていく」

嘘でしょ。