幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。

玲音はお土産を見ていた。

本当に楽しいのかな。

「これよくね?」

と鹿耳のカチューシャをしていた。

か、可愛いっ!!

「似合ってる!」

「お前もな」

気づけば、私の頭にも鹿耳のカチューシャがあった。

「俺、これで誘惑されたら死ぬかも」

「しないわよ!」

するわけないじゃん。

「おそろで買うか」

「そうしよ」

二人でお揃いのカチューシャを買った。