すみれ Side
__。
突然部屋のドアが開いたのは、石になった大輝の隣、ベッドの上に腰を下ろしてぼんやりと室内を眺めていた時だった。
愁「うわっ」
すみれ「愁?」
愁「びっくりした。誰もいないと思ってたから」
小さく笑いながら入ってきた愁は、私が聞くよりも先に、ここに来た理由を教えてくれた。
愁「阿部くんの様子、どうなってるかなと思って見に来たけど......その様子じゃ変わってないみたいだな」
すみれ「うん......」
しばらく石を眺めた後、何かを探すように部屋を見回し始めた愁。
すみれ「どうかしたの?」
愁「なぁ、すみれ。どうして海斗は石になったと思う?」
すみれ「それは、私たちが海斗に投票したから__」
愁「そうじゃなくて」
すみれ「え?」
愁「どうやって海斗は石になったんだろう」


