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3人で美奈を保健室へ連れて行ったとき、保険の先生が会議で出ていくところだった。
それでもやつれてしまった美奈を見た先生は、あたしに保健室の鍵をたくしてくれた。
「少しは落ち着いた?」
自販機で買って来たお茶を飲み、ベッドに横になった美奈に聞く。
「うん……」
まだ顔色は悪いけれど、ひとまず恐怖は過ぎ去ったみたいだ。
でも、今日はこのまま授業を最後まで受けるのは難しそうだ。
「ねぇ知樹」
あたしはここまでついて来てもまだ無言でいる知樹へ視線を向けた。
「今朝からなにか隠してない?」
そう聞くと、知樹はあからさまにあたしから目を逸らせた。
嘘を付けない人みたいだ。
「お前、なにか隠してるのか?」
直弘にもそう聞かれて、一層いごこちが悪そうだ。
3人で美奈を保健室へ連れて行ったとき、保険の先生が会議で出ていくところだった。
それでもやつれてしまった美奈を見た先生は、あたしに保健室の鍵をたくしてくれた。
「少しは落ち着いた?」
自販機で買って来たお茶を飲み、ベッドに横になった美奈に聞く。
「うん……」
まだ顔色は悪いけれど、ひとまず恐怖は過ぎ去ったみたいだ。
でも、今日はこのまま授業を最後まで受けるのは難しそうだ。
「ねぇ知樹」
あたしはここまでついて来てもまだ無言でいる知樹へ視線を向けた。
「今朝からなにか隠してない?」
そう聞くと、知樹はあからさまにあたしから目を逸らせた。
嘘を付けない人みたいだ。
「お前、なにか隠してるのか?」
直弘にもそう聞かれて、一層いごこちが悪そうだ。



