☆☆☆
家に戻り、リビングで家族と談笑しているときはまだ良かった。
だけど自室で着替えをしたり時々トイレに入ったりすると、途端に恐怖心が湧き上がって来る。
またあの顔がどこかからあたしを見ているんじゃないか?
そんな気がして全身が凍り付いてしまう。
そんな恐怖心を少しでも払拭するため、あたしは常にスマホを持ち歩く事にした。
トイレに行くときも、ちょっと1人になるときもスマホを手放さない。
その間ずっと美奈とメッセージ交換をしていた。
美奈の方も1人では不安みたいで、あたしがメッセージを送ったらすぐに返事をくれた。
「恵梨佳、そろそろお風呂に入りなさいよ」
母親に声をかけられて時間を確認すると、すでに夜9時を回っていた。
「わかった」
あたしはお風呂の準備をして、スマホ片手に脱衣所へ向かった。
お風呂でも1人きりになってしまうから、スマホ用のナイロンケースに入れて持って入ることにしたのだ。
家に戻り、リビングで家族と談笑しているときはまだ良かった。
だけど自室で着替えをしたり時々トイレに入ったりすると、途端に恐怖心が湧き上がって来る。
またあの顔がどこかからあたしを見ているんじゃないか?
そんな気がして全身が凍り付いてしまう。
そんな恐怖心を少しでも払拭するため、あたしは常にスマホを持ち歩く事にした。
トイレに行くときも、ちょっと1人になるときもスマホを手放さない。
その間ずっと美奈とメッセージ交換をしていた。
美奈の方も1人では不安みたいで、あたしがメッセージを送ったらすぐに返事をくれた。
「恵梨佳、そろそろお風呂に入りなさいよ」
母親に声をかけられて時間を確認すると、すでに夜9時を回っていた。
「わかった」
あたしはお風呂の準備をして、スマホ片手に脱衣所へ向かった。
お風呂でも1人きりになってしまうから、スマホ用のナイロンケースに入れて持って入ることにしたのだ。