「メッセージに添付するから、ちょっと待ってな」
そして数秒後、あたしのスマホにも写真が送られて来た。
確認してみると、思っていた通りあたしの顔は真っ赤になっていた。
「やだぁ……」
「いいじゃん、可愛いよ」
美奈がニヤニヤと笑いながらあたしの肩をつつく。
「あれ? これってなんだと思う?」
写真を見ていた知樹がスマホを見せてそう聞いて来た。
画面上にはあたしたちにも送られて来たのと、同じ写真表示されている。
「ここだよ、ここ」
そう言って知樹が指を指したのはあたしたちの後方に写っている黒板だった。
「黒板がどうかした?」
そう聞きながら画面をジッと見つめた時、ゾクリと背筋が寒くなった。
それはあの池で感じたような、冷たい指先で撫でられるような寒気だ。
あたしは身震いをして後ろを振り向く。
しかし、そこには誰もいない。
そして数秒後、あたしのスマホにも写真が送られて来た。
確認してみると、思っていた通りあたしの顔は真っ赤になっていた。
「やだぁ……」
「いいじゃん、可愛いよ」
美奈がニヤニヤと笑いながらあたしの肩をつつく。
「あれ? これってなんだと思う?」
写真を見ていた知樹がスマホを見せてそう聞いて来た。
画面上にはあたしたちにも送られて来たのと、同じ写真表示されている。
「ここだよ、ここ」
そう言って知樹が指を指したのはあたしたちの後方に写っている黒板だった。
「黒板がどうかした?」
そう聞きながら画面をジッと見つめた時、ゾクリと背筋が寒くなった。
それはあの池で感じたような、冷たい指先で撫でられるような寒気だ。
あたしは身震いをして後ろを振り向く。
しかし、そこには誰もいない。



