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次に遊びに出る時にはダブルデートだね!


美奈ならそんなメッセージが送られてきた翌日、あたしは緊張しながらA組の教室へと向かった。


普段通り動いているつもりだけれど、家を出るときに鞄を忘れて出かけそうになってしまった。


そのくらい、朝から緊張していた。


「あ、恵梨佳おはよう!!」


元気な声がして振り向くと、美奈が走ってくるところだった。


「美奈、おはよう」


あたしはホッと胸をなで下ろして答える。


「なんか緊張してる?」


「そりゃあね……」


昨日の出来事を思い出すと、あたしの心臓はまたドクドクと跳ねはじめる。


「キスはどうだった?」


「もう、そんなこと聞かないでよ」


美奈からのちょっかいに赤面しそうになるのを必死でこらえて、A組のドアを開ける。