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結局、あの声がなんだったのかわからないまま、あたしたちは目的場所に到着していた。
新しくできたばかりということで店内は明るく、沢山のお客さんで賑わっていた。
通路を歩いているとあちこちのお店から店員さんの声が聞こえてきて、活気づいているのがわかった。
「さすがに綺麗なお店だね!」
美奈が直弘の隣をキープして歩きながら言った。
「本当だな。俺、行ってみたい雑貨屋があるんだよなぁ」
「いいよ。じゃあ最初にそこに行こうか」
そう言い、2人はあたしたちの前を歩いて行く。
「恵梨佳、大丈夫か?」
あたしに歩調を合わせてくれている知樹が聞いて来た。
「え?」
「あの池に行ってから、顔色が悪いけど」
「あぁ……平気だよ! ちょっと、ビックリしただけ」
これは本当のことだった。
あの池から離れると寒気も消えたし、なんてことはない。
ただ驚きが残っているだけだった。
結局、あの声がなんだったのかわからないまま、あたしたちは目的場所に到着していた。
新しくできたばかりということで店内は明るく、沢山のお客さんで賑わっていた。
通路を歩いているとあちこちのお店から店員さんの声が聞こえてきて、活気づいているのがわかった。
「さすがに綺麗なお店だね!」
美奈が直弘の隣をキープして歩きながら言った。
「本当だな。俺、行ってみたい雑貨屋があるんだよなぁ」
「いいよ。じゃあ最初にそこに行こうか」
そう言い、2人はあたしたちの前を歩いて行く。
「恵梨佳、大丈夫か?」
あたしに歩調を合わせてくれている知樹が聞いて来た。
「え?」
「あの池に行ってから、顔色が悪いけど」
「あぁ……平気だよ! ちょっと、ビックリしただけ」
これは本当のことだった。
あの池から離れると寒気も消えたし、なんてことはない。
ただ驚きが残っているだけだった。



