今まで車の通りが少なかったはずなのに、館下先生の体が道路の中央まで移動してきた時、大型トラックが走って来た。


猛スピードで走ってくるトラックに館下先生が青ざめた。


「体が……動かない!」


館下先生はトラックへ向いたまま立ち尽くす。


そして次の瞬間……ドンッ!という大きな音が響き渡り、館下先生の体は大きく跳ねあげられていたのだ。


館下先生の体はそのまま貯水池へと引き込まれるようにして、落ちて行ったのだった……。