氷点下できみを焦がしたい




「っ……」



動揺したように、少し困った顔をする永遠くん。



もっと、困ってくれたらいいのに。

私のこともっと考えて、私でいっぱいになってくれたらいいのに。

そんな叶わないことばかり考えて、望みのない片思いを始めてしまって、それで。



「……そんなに泣くんじゃねえよ」



永遠くんはぶっきらぼうにそう言って、それから、びっくりするくらい優しく私の涙を拭った。

冷たい指先が、私の頬に触れる。

触れたのは冷たいはずのそれなのに、私の頬は熱を帯びる。