氷点下できみを焦がしたい




「……あ、永遠くん」


そこには永遠くんが1人でいて。私

と交代で出ていくのかと思ったら、私が来ても動く気配はなかった。

2人きりでパンフレットを置いた机を前に並んで座るけど、会話はない。



「あの、もう当番交代したから行っていいよ?」

「……」


何も言わない永遠くんにどうしていいかわからなくて、黙って隣にいることしかできない。なにこれ、気まずい。



「……ちゃんと言えって言っただろ」

「え?」

「1人で頑張るな。そもそもお前は正規の生徒会じゃなくて手伝ってくれてるだけなんだから、無理しなくていいんだよ」

「……だって、」



何で私が怒られるの。
何でそんなに不機嫌なの。


女の子連れて歩いてる永遠くんが悪いんじゃん!

……とは言えずに、口ごもる。


だって私とは、りんご飴すら一緒に食べてくれないくせに。って、これはただの私怨だけれど。