最近いつも永遠くんと真緒くんと一緒に帰っていたから、1人の帰り道はなんだか寂しい。 ……最近は忙しくて、永遠くんとあんまり喋れてないなぁ。 生徒会室に一緒にいる時間は長いけれど、事務的な会話以外あまりしていない。 まあ、一緒にいられるだけいいのかもしれないけれど。 「……あれ、笹木?」 道を歩いていると、突然後ろから声をかけられる。 「え、永遠くん!?」 制服を着替えて少しラフな格好をした永遠くんが、黒の長財布とスマホだけ持って歩いていた。