「……だって、爪の先まで可愛くしてる。それだって永遠くんに可愛いって思ってもらうための努力でしょう? それに永遠くんは、莉緒ちゃんといる時楽しそうだったよ。ちゃんと素でいる感じがしたよ」 私がそう言えば、莉緒ちゃんは泣きそうな顔をして。 それから、真っ直ぐ私をみた。 「羽瑠ちゃんがもっと嫌な奴だったらよかったのに」