「ジェットコースター乗りたい、かな」
「ん、じゃあ行こう」
優しく笑う永遠くんに、目の奥がつんと熱くなる。
どうしてこれだけのことで泣きそうになっちゃうの……。
「えー、莉緒ジェットコースター怖いのに!」
「じゃあ俺と待ってよう。
永遠と羽瑠ちゃんだけ乗ってきなよ」
真緒くんの定案に、莉緒ちゃんは怒った顔をする。
怒ってても可愛いなんてすごい。
「やだ!永遠が隣に乗ってくれたら怖くないから乗る!」
そんなわけで、永遠くんと莉緒ちゃんが前の席に乗っている。
「ねえ永遠、怖い〜!」
「大丈夫だって」
そんな会話を聞きながら、真緒くんの隣。
「大丈夫?羽瑠ちゃんは怖くない?」
「私は絶叫系好きだから!」
「じゃあ2人を見てるのは?大丈夫?」
「……それは、」
言葉に詰まる。
大丈夫なわけない、私だって永遠くんが好きだから。
だけど莉緒ちゃんには永遠くんがいなきゃダメなんだって、何となくわかる。
親の再婚だってあるんだし、私が永遠くんを奪おうとするのを、莉緒ちゃんが恐るのだって当然のことだと思う。



