氷点下できみを焦がしたい










遂に約束の日になってしまった。
何だか緊張しながら、何度も身だしなみをチェックして家を出る。



「おはよう、永遠くん!」


待ち合わせ場所である遊園地の入口で、先に待っていた永遠くんに駆け寄る。
真緒くんと莉緒ちゃんはまだ来ていないみたいだ。



「おはよ」


永遠くん、最近優しく笑うようになった気がするなぁ。
初めて会ったときの氷点下の冷たい顔を思い出して、クスリと笑う。



「今日、本当に莉緒たちも一緒で大丈夫か?
真緒はともかく、莉緒とはほとんど話したことないだろ」


永遠くん、まだ心配してくれてたんだ。


「大丈夫、楽しみにしてたよ!」



2人で話しているところに、改札から出てきた莉緒ちゃんが駆け寄る。


「永遠、羽瑠ちゃん、おはよう〜!」


そしてその後ろを、呆れ顔で歩いている真緒くん。


「ごめんねー、すげえ邪魔しちゃって」

「そう思うなら帰れば?」

「だって莉緒がうるさくて……」



小声で話す永遠くんと真緒くんをそっちのけに、莉緒ちゃんは永遠くんの腕をぐいと引いて

「早く入ろう〜!」

とチケットを通してゲートをくぐる。
私と真緒くんもそれに続いて入場した。